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Aug
11th
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あの、石川啄木の 「東海の小島の磯の白砂に  われ泣きぬれて  蟹とたはむる」 を読んで、ふと思い出してしまったのだ、志ん生を。 「あちら」さまの、蟹の声が、 生きるのにいっぱいいっぱいの芸術家、啄木には、 聞こえてこないのだ。 まぁ、もともとが「我を愛する歌」だから、 蟹のことなどかまっちゃいられないのだろう。 しかし、志ん生の世界なら、 「やだなぁ、この男」くらいの声は、出すにちがいない。 「東海の小島の磯の白砂で  泣きぬれし男の  玩具にさせられ」(蟹)